std::cout
外の世界へ
それでは基礎の最後に、これからすべての章で使うものを紹介する。
文字列
C/C++ でテキストを表現するときに手っ取り早いのが 文字列 だよ。"
で囲んだ中に、ちょっと都合の悪い文字以外なら何でも書けるよ。
"abcABC0123あいうえお!#$%&'()@";
std::cout <<
この std::cout
は <<
演算子を使って、いろんなデータを 出力 できるよ。std::cout
に向かって流し込むようなイメージ。
#include <iostream>
int main() {
std::cout << " ふつうに ";
std::cout << " いろいろ " << " つなげて " << " しゅつりょく ";
}
これを使うには、main 関数の外の上側 に、#include <iostream>
と書く必要がある。
これを書くと iostream
ファイル (C++ に最初から用意されているもの) の中身をコピペしてくれる。
このファイルの中に std::cout
が入ってるわけ。
最初の環境構築のときの Hello, World! もこれを使っている。
#include <iostream>
int main() {
std::cout << "Hello World!\n";
}
改行するときは、改行文字 \n
(これで一文字扱い) を使う。
これは、コードの中で改行のテキストを表現できないので、\
で始まるテキストで特殊な文字を表現するの。
ややこしいけど、伝統的なものなのでしょうがない。
同じように、この中だと "
もそのまま表現できないから、\"
とする必要がある。
こういうのを エスケープ文字 という。
他にもタブ文字とか行頭文字とかいろんなのがあるけど、改行 \n
くらいしか使わないから必要なときに調べて使ってね。
数値でもテキストでも、このように直感的に出力できる。
#include <iostream>
int main() {
std::cout << 1 << " is one\n";
std::cout << "8 * 2 = " << 8 * 2 << " (・▽・💠)しゅげぇ!\n";
}
std::cout
はこれから 黒い画面に出力するときに使う からよろしくね〜。